2021.7.16
SR用NVCSはVer3にバージョンUPしました。
今日以降に発送するのは全てVer3です、価格はVer2と同じです。
混合気には質量と慣性があるので、回転数が回れば回すほど時間差が発生して
INバルタイは120度みたいに遅らせば、バルブ開閉タイミングとピストンが下がり
引っ張られるタイミングのズレが合い充填効率がUpするのは違います、 これはデ
スク上だけの考えで実際エンジンは吸気ポートと排気ポートの脈動効果を含めて
計算しないとパワーは全然出ません、 ターボで押し込むので吸気ポートはシビア
に考えないで良いですが、排気は1発爆風が排気ポートを流れた後に負圧になり
ます その排気の負圧を利用して吸気を引っ張る方が120度みたいに遅角するよ
り、タイミングがズレた進角の方が充填効率が上がり断然パワーが出ます、 結
論としてデスク上の計算は、あくまでもデスク上、 実走やベンチテストでは高回
転は遅角120度より、進角オーバーラップ大の方が馬力出るが答えです。
蓋と本体ケースのクリアランスは0.1です、合わせ面にOリングがあり斜めスリットで切れてます
、ここからオイルが漏れてエア抜き効果になってますが、このクリアランスから漏れるレベルで油
圧が落ちてラッシュから音が出るのも考えにくいので色々考えてみました。
注意!プレスで真ん中を押すと蓋が外れて上画像の物が現れます、3個バネと6個バネの2種類が存在して、
オーバーホールは6個バネ仕様しか出来ません、6個バネ仕様を確認してから送ってください。
3個バネでも問題なくオーバーホール出来てますが3バネはノークレームでお願いいたします。
このインナーとアウターケースのクリアランスは測ったら0.1ミリでした、もしかしたら新品
より摩耗して0.1ミリになったのかもしれません新品のクリアランスは知りませんが・・・・
このガタで音が出てるのかもしれません、手で再現してみました。
動画クリック
インナー側にOリング溝を2本加工して、ここにOリングを入れてから
組んでみます、Oリングがクッションになって音が出なくなると思います。
Oリングを付けます。
油圧通路の穴を斜めに明けます。
中心まで貫通してるので、中心の油圧がOリング溝の間にも掛かりインナーと
アウターがオイルで浮いてフローティングになる様にしました、オイルでもクッショ
ンになり音が出にくいかもしてません。
レバーを動かすと手の感覚的には少しレバーが硬くなった感じです、大きく変わっ
たことはVer1バネは手を放すと自力でニュートラルに戻りませんがVer2バネだと
自力で戻ってきます、期待できそうですね!
Ver2バネの作動テスト クリック
トップワンさんがNVCSのVer2をテストしてくれました、リンク画面で1050回転
の切り替えで吸気もラムダも急激に変化してるので硬いバネのVer2がアイドリ
ング付近の弱い油圧でも進角してるのが証明できました、もちろん硬めのバル
ブスプリングでガラガラ音は鳴りませんでした、開発協力して頂いたトップワン
さんに感謝します。