2020.8.7
RB26容量UPオイルパン
ノーマルオイルパンとストレーナーを預かって加工代48,000円です。
以前は定価58,000円でしたが2020.8.7から10,000円
コストダウンして定価48,000円に変更いたしました。
コストダウンの内容は純正オイルパンの底板部分を四角く、くり抜き中を
全周溶接してから、丸穴の明いた四角いアルミ板を溶接し塞ぐ工程を無
くし、純正オイルパンの底に丸穴のみ明けてアルミ箱を外溶接のみで合
体させます、現在は加熱後の圧力漏れテストをしてから出荷してるので
中を溶接しなくても装着後に後から漏れることが無くなりました。
ショップさんでも溶接が出来るので製作はしてると思いますが、手間が結構掛
かると思うので、これは外注に出して、空いた時間でエンジン組みの方に時間
を掛けた方がお得ですよ!。
溶接熱によるオイルパンの歪を抑える為に、シリンダーブロックにネジ止めして
溶接し、完全に冷えてからブロックから外します、このやり方はRSタカギさんに
教わりましたよ。
RB26は搭載時に、後ろ下がりでエンジンがマウントされるので、オイルパンの底板は
斜めに設計してます、エンジン載せた状態で路面とオイルパン底板が平行になります。
オイルパンの飛び出量は34純正ディフューザーの皮1枚残すカットで、オイルパン
が純正ディフューザーから飛び出ない高さで設計しました、純正ディフューザー
はサンダーとニッパーだけで簡単にカット出来ます、オイルパン底と34ディフュー
ザーのクリアランスが平行になりますよ。
東名パワードの可変バッフル(別売り)か、ニスモの可変バッ
フル(別売り)と組み合わせて使えば、さらに効果的です。
ジュラテック二重底オイルパンに東名の可変バッフル付けたサンプル画像です。
東名可変バッフルの上に純正バッフルの上板だけを組み合わせたら効果大です!
純正バッフルの長穴は意味があります!、クランクの回転方向
に散ったオイルをキャッチする方向に斜めに明いてます!
ジュラテック容量UPオイルパンとニスモの
バッフルと組み合わせたサンプル画像です。
ロングストレーナーは純正を改造延長して
製作します、ストレーナーも送ってください。
手間の掛かるバックシールド溶接で、中からも溶けた溶接です。
ストレーナーは冶具を作ってるので精密に量産してます。
純正ストレーナーを延長したパイプは完璧に溶接し、内部にバリが出ないよう
にストレーナーの中にアルゴンガスを溜めて溶接してます、ツインアルゴン溶接
方式です、中からもシッカリ溶け込む溶接じゃないと、もし首が外れたら即エ
ンジンブローしますからね!。
オイルパンのベース製作は、6ミリのアルミ板をカットしてプレスで曲げます。
少々ブツけても割れない様に、曲げは大きなRを付けて丸く曲げたので強度抜群です!
ドレンボルト当たり面はNCマシンで面研です、これは僕の仕事です。
ドレンボルト周辺は板を2枚重ねでネジ山強度UPし、ドレン穴も6ミリ
の底板に食い込むとこに明けたのでオイルを全部抜くことができます。
ドレンボルトが真横に付くので縁石で削れません。
ネジ山が潰れない様にステンヘリサートを挿入して強化してます。
注意!
ドレンボルトのガスケットだけは専用品を1枚付属してます、ガスケットは日産
純正は使用不可です、金属製のガスケットはアルミオイルパンの面研部分に
傷を付けて漏れの原因になる為、使わないください。
オートバックスなどで売ってる内径12.5パイ外径21パイで、
鉄ワッシャーにゴムのコーティングしたタイプをお薦めします。
オイルパンの高さを精密に合わせる為に、溶接後に箱の上面をNC
マシンで面研です、ストレーナーとのクリアランスが重要です。
漏れテスト
水張テストで漏れが無いのにエンジンい装着して熱が入った時に微妙にオイルが
滲むトラブルが数件発生したので、オイルパンをカセットコンロ2基掛けで加熱し
水が沸騰するまで加熱しアルミを熱膨張させエンジンに
装着した状態に近づけてから鉄板で蓋をし密閉します。
オイルパン内部に圧力を2キロ掛けます。
0.2MPaは車のブーストの2.0キロのことです。
うけ狙いでブースト2キロのままドレンボルトを外してみました!
噴射!
どれだけ容量UPしたか計測してみました、約950ccでした。
ノーマルオイルパンでオイルを全て吸い上げて空になったとこから、ま
だ950ccもオイルがあると言う、エンジン全損を避ける保険の加工です。
FR用オイルパンは2万UPでオーダー可能です。
鉄パイプの代わりに丸棒を圧入して裏表溶接してます。