RB用強化NVCSバージョン2

純正を預かって加工いたします加工内容は

分解して洗浄し錆をサンドブラストで落とし弱った
スプリングやOリングは強化品に交換しオーバー
ホールます。

ターボ用可変20度の8度分を殺し可変量12度にします。

NA用可変30度の18度分を殺し可変量12度にします。

個体差で多少バラツキは出ます。

カムスプロケの長穴延長加工とバル
タイ調整バックプレートを組み込み。

ポン付け出来るようにバルタイ治具で
イニシャル110度に合わせて出荷します。

要望があればイニシャルバルタイと可変量を
指定の数値に変更はしますが個体差で多少
バラツキは出ます、イニシャルのバラツキは
エンジン組む時にショップで0に出来ますが、
可変量はカシメが一回しか開けれないので、
もう変更は出来ません。

Ver1との違いです。

左がVer1で右がVer2です、可変角を抑制す
るストッパーをストロークの奥でするか、前で
するかの違いです、前で抑制するとバネにプ
リロードが掛かり若干強化になります。




遅角時は油圧は0なのでバネと遠心力で遅角側に
押さえ付けてます、RB26の過激なハイリフトカム
や強化バルブスプリングに対応する為に、内部の
大スプリングはバネレート15%UPの強化タイプを
制作して組み込みます。




あと過去にオイル漏れした純正NVCSを見た
のは奥の蓋のOリングが殆どで、表側の蓋か
ら漏れてたのは過去に1個しか見たことなかっ
たです、でもVer2から表側のカシメも外し耐熱
フッ素240度の強化Oリングに交換してます。




注意!
ECR33前期の、このタイプのNVCS
はオーバーホール不可です。


作動テストです

可変の硬さと可変量を手動テスターで
調べました、硬さは純正より少し硬く
バッチリでした。

手動動画 クリック



次は可変角です、6.2ミリストロークなので。

(6.19÷61)tan-1=5.79427度です。

クランク角では倍になるので11.58855度の
可変です、12度狙いだったので0.41145度
は個体差でバラツキが出ます。




純正はイニシャルを110度も進角出
来ないので円弧長穴を延長します。




バルタイ合わせ治具に外したNVCSの
110度位置をマーキングしてたので同じ
位置にセットします。




改良したVer2を付けました。

まずハイリフトと強化バルブスプリングの反
発に耐えてガラガラ鳴らないか確認です。

アイドリング動画 クリック

携帯録音なので音質が悪いですがOFFの油圧
0時でもガラガラ鳴りませんね!1つクリアです。




次に問題のアイドリングの弱い油圧で
可変するかです、回転数0回転でもNV
CSがオンになる様に設定したとたん
負圧500付近から350に落ちたので確
実に可変してますね!

アイドルでの可変動画 クリック