『スピードメーターの合わせ方についての補足』

 

電源線は赤と黒で、赤がプラス、黒がマイナスです。

IG系、またはACC系に接続して下さい。

紫色の配線は車速センサー(ABSセンサー等)に繋いで下さい。

配線の白色と黄色がスピードメーターへの出力パルスとなっています。

白色と黄色は周波数が異なっていて、白色が黄色の2倍の周波数になっています。

白色と黄色の配線のどちらか、メーター表示が近くなる方を選択して使って下さい。

 

調整と設定には、ケースを開ける必要があります。

ケースのフタに、切り欠きが2か所あり、マイナスドライバー等を差し込んで回すと開きます。

小さいドライバーですと、キズが付く事がありますので、大き目のドライバーが良いです。

手で開く場合もあります。

 

小さい青く四角い部品は、スピードメーター調整ボリュームになっていて、

上部の出っ張りを細いマイナスドライバーで回す事により、

白色と黄色の配線の出力周波数が変えられます。

出荷時には、ボリューム位置がほぼ中央になっており、

右回りに約15回転、左回りに約15回転、合計約30回転の調整範囲があります。

調整範囲を超すと、カラ回りになり、出力周波数が変化しなくなりますので、

スピードメーターの変化を確認しながら、回して下さい。

調整中は、何回転回したか覚えておくと調整しやすいかと思います。

ボリュームの位置が解らなくなった場合、静かな場所で左回りに回して『カチッ』と音が出た所が最後なので、

そこから右に15回転回すと、ほぼ真ん中になります。

音が解らない場合には、左に30回転回し、右に15回転回します。

 

大きな青く四角い部品は、設定用のスイッチです。

出荷時には、14のスイッチは全部『下』(ON側ではない方)に設定されています。

ボリュームは微調整、スイッチは大雑把な調整になります。

 

実際に走行して調整も出来ますが、ミッションの入力と出力が直結(ギヤ比1.0)の時のエンジン回転数と

速度を覚えておくと、走行しなくてもジャッキアップ等で調整が出来る場合もあります。

 

設定スイッチ全部下、設定スイッチの4だけを『上』(ON)、設定スイッチの3だけを『上』(ON)と、

白線、黄線、の組み合わせで6通りの設定を試してみて、1番近い設定と、2番目に近い設定を覚えておきます。

1番近い設定にし、ボリュームを回して微調整してみて下さい。

それで合わない場合には、2番目に近い設定にし、微調整してみて下さい。

参考として、入力に対して、出力の調整範囲を記載しておきます。

白線の場合、入力を100Hzとして、

スイッチ3が上の時、20,631,2Hz

スイッチ両方下の時、30,862,4Hz

スイッチ4が上の時、61,7125Hz

黄色線は白線の1/2になります。

出荷時はスイッチが両方下で、ボリュームが中央付近なので、白線で約42Hzです。

入力パルスは、交流パルス。出力も交流パルスです。

その他のパルスについては、お問い合わせ下さい。