2017.1.26



純正ブレンボ355専用ブレーキ鉄パイプを用意しました、フロント左右1セットで別売り4000円(税別)です。






以下は開発ブログです











2010.3.12


ヨソに遅れてですが純正ブレンボにV36純正355パイローターを流用する為のブラケットを製作し
ました、ヨソの完成品を買って寸法を盗みコピーしたと思われたく無いので設計段階を公開します。




まずキャリパーの位置を決める為にプラスチックで簡易ブラケットを何個も
作って仮付けしてキャリパーが一番ナックルに、よせれる位置を探しました。






次に立体ブロック物で製作してローターとのスラスト位置関係も探りました。






キャリパーのセンターにローターが来る用に現物を測り、さらに寸法を煮詰めます。






パッドのハミ出ぐあいを測ったら3.5ミリもあったので、もっとキャリパー
をナックルに、よせれる用に設計を工夫して、やり直すことにしました。






さらにもう一個立体物を作り直し寸法を煮詰めます。






ナックル自体の逃げ削り加工無しの範囲でキャリパーを限界までよせることに成功しました、
パッドのハミ出量は1.5ミリで収まりキャリパーの内溝の端を削る加工も無しでV36ロー
ターを装着出来る強化ブラケットが完成しました。








V36の355パイローターはウチのスリット加工を施した物を使用してます、見た目もグ〜
ですよ○(^o^)○、でも18インチからじゃないとキャリパーがリムに干渉します×(^o^;)×

画像のホイルはスパルコの18インチですが、鉛を貼るクリアランスが無いほど
ギリギリなので18インチのレーシングホイル(レイズ系など)がお勧めですよ。






17インチでもTE37だけは4ミリぐらいクリアランスがあり余裕で履けますよ。


2010.4.3



どうしてもパッドがローターから1.5ミリはみ出るのと18インチでもスパルコの様にクリアランス
が2ミリぐらいしか取れなく履けないホイルもあるので設計を全部やり直しました、まずブラケット強
度を落とさずナックルも無加工で装着出来て、キャリパーを、もう1ミリハブ側によせることに成功し
ました穴の位置関係は何回も設計を、やり直したので絶妙の位置です!






ボルトもキャップスクリューに変更したので1ミリよせるのに貢献してます。

その代りキャリパーの内端を1ミリ削る加工を施してください、いちをキャリパーを削らな
くてもローターには干渉しませんがハード走行する方は念のため削った方がいいですよ。






パッドは、まだ0.5ミリ弱ハミ出てますが、殆ど分からない状態でパッドメーカーによっては
0.5ミリぐらいはバラつきがあるので気にしないで良いレベルですよ、17インチのTE37
だと5ミリ以上、リムとキャリパークリアランスが余裕できたので、他の17インチでも履ける
ホイルがたくさんあると思います、あと完成品はジュラルミンで製作してます。


この0.5ミリパッドがハミ出るポジジョンが重要で、ちょうどキャリパーの削り加工をしなくても
ギリギリ装着出来る絶妙の際どい位置です、やはりキャリパーを削ってない方が強度も落ちなくキャ
リパーを売る時も高く売れますもんね○(^o^)○




2010.4.4



さらに強度が上がる様に素材厚み36ミリから40ミリに変更して、赤丸のとこの厚み
も10ミリから15ミリに変更してから、もう一度ジュラルミンから作り直しました。






さすがに40ミリのジュラルミンブロックから総削り出
しで切削するとカナリ重厚感があるように見えますね。






さらに厚みを増して設計し直したので強度抜群で、しかもジュラルミンA2017なので軽いですよ○(^o^)○






スペーサーを介してから治具にセットし裏からの加工です。






表裏とも加工して超強化ブラケットは完成しました。

この最新の1ミリ、キャリパーがハブ側に移動し厚みもUPした強化ブラケットでサーキットテストを、もう一度テ
ストしてから出品し直すので、もうしばらく時間下さい、外注無しで趣味で製作してるので安く出品し直しますよ。


この0.5ミリパッドがハミ出るポジジョンが重要で、ちょうどキャリパーの削り加工をしなくても
ギリギリ装着出来る絶妙の際どい位置です、やはりキャリパーを削ってない方が強度も落ちなくキャ
リパーを売る時も高く売れますもんね○(^o^)○




取り付け方です。



まず赤丸の部分のバックプレートカットします。








次に純正ブレンボキャリパー用のネジを再利用してナックルとブラケットを固定します。






付属の緩み止めワッシャーを介してキャップスクリューでキャリパーとブラケットを固定します。






純正の鉄ブレーキラインのステーは外してください。






ブレーキの鉄パイプラインが届かなくなるので右画像の様にステーなどでオフセットすれば純正ライン
で使用出来ます、1本物のステンメッシュホースで接続したい場合はキノクニで購入してください。


Z34用のブレーキ鉄パイプ部品を使えばステー移動は不要です、しかも新品500円ぐらいですよ。







赤丸のとこが1.3ミリぐらいしかクリアランスが無いのでハード走行する人は、あらかじめ1ミリほど
キャリパーの内側を削っておいた方が良いかもしれません、ウチのテスト車両は削らずに装着してサーキ
ットで260キロから60キロまで何回も連続ブレーキした時だけキャリパーとローターが、わずかに干
渉しました、でも勝手に当たって削れたので、ほっといても問題なかったですよ、自動研磨です。






某峠でローターの色が変わるまでハード走行しましたが、問題ありません
でした、近いうちに国際サーキットでテストしたら動画をUPします。

パッドのハミ出具合は0.5ミリぐらいなので気にはならないしローターの端までパッドが当た
るので純正ローターみたいに、端に1ミリぐらいの段差も出来ませんのでパッド交換が楽です。



てつにいさんが軽量2ピースローターと355用純正ブレンボブラケ
ットを凄く綺麗に装着してくれたので紹介させていただきますね!



てつにいさんの作業日記です、あまりにも丁寧で綺麗に作業してるので取り説代わりにも使えそうです!

クリック


2010.4.14



33Rナックルにもブラケットを取り付け確認したらOKでしたよ○(^o^)○

2010.4.20



34GT−R用のボルト径14ミリのブラケットも作りました、あとナックルが32、33GT−R用
の12ミリのネジタイプでキャリパーが34GT−R用の14ミリタイプの12−14の組み合わせの
場合のミックスブラケットも特注で製作可能ですよ。

2010.4.25

リコール?発生!!



赤丸の2箇所がキャリパー鋳物のバラつきで0.3ミリぐらい干渉すると落札者の二人から連絡があ
りました!、でも落札者さんが器用な人だったので自分でヤスリなどで削って対策して装着してくれ
ましたよ、いちを今まで売った全員に、まだ装着してなかったら再加工するので着払いで送り返して
もらう様に連絡しました、するとまだ装着してない人は一人だけだったので被害は最小限で済み、残
りの人達は無加工で装着済みでした。


2010.4.26



早速NCプログラムの修正をしてから半分まで作りかけた分も全部修正し直しました。


あと34GT−Rの場合だけナックルがゴッツイのでナックル鋳型のバラつきのせいで、ナックルを軽
く削らないと干渉することがあります、でも殆どが削らなくても付く様にブラケットを改良しました。


34ナックルです


黄色丸のとこがブラケットと干渉するおそれがあるポイントです。


32.33GT−Rは干渉しないので加工不要です。






必死でリコール?対策してたら深夜2時を回ってました×(^o^;)×でも安心して
明日の夜から量産出来ますよ、情報提供ありがとうございました○(^o^)○






最終仕様の機械加工動画の一部





2010.5.1

マイスターカップで純正ブレンボの耐久テストしましたが、遅いドライバーが運転で
しかも事故で3週で赤旗が出たので、まともなテストにはなりませんでした×(^o^;)×



決勝結果



総合19位です。

決勝動画 クリック






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