2011.4.6
今までカムの逃げ加工はHKSの加工参考図をみて75度の30度で機械加工してましたが、リフター
のオイル通路に近くなる為、治具の下に16ミリのスペーサーを入れて切削してました、でも台が不安
定なので治具から作り替えることにしましたよ。
側板を16ミリずらした角度で削ってから、削った面に対して直角でネジ加工して部品を作ります。
鉄の定盤の上で組み立てました、これで高精度のカムの逃げ加工とリフターオイル漏れを最小限に抑
える加工が出来ますよ、ここまでの意味は分かりましたか?多分RBオタクじゃないと意味不明だと
思いますね×(^o^;)×
2011.4.7
HKS逃げ加工参考図のアングルから左画像の様に16ミリのスペーサーを、かますと削るのを最小限
に抑えてイイヘッドが出来たのですが台が不安定なので、今回は台を加工しました、なので台をベタで
機械に固定出来ます、今まで分かってましたが忙しすぎて細かいとこは手抜きしてましたよ×(^o^;)×
ワッキーさんのヘッドを機械に設置しました○(^o^)○
加工ワンシ〜ン動画
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2011.4.8
今晩はカムの逃げ加工の仕上からしました、クリアランスは0.4ミリに
全部合わせましたよ、カムはベース円31のリフト10.25です。
逃げ加工無しの干渉する動画
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逃げ加工後のクルクル動画
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ヘッドを削らないと付かないカムは体感出来るぐらいパワーとトルクが上がります、作用角を大き
くすると開きっ放しの時間が長いので吹き抜けが起きますがリフトを稼ぐと吹き抜けは起きません
しカナリ充填効率はUPしボアUPするよりパワーを下から稼げます。
次はガイドの割れ防止加工をしました、1ミリ削ることでガイドの厚みが倍に
なります、ガイドは超硬いのでダイヤモンドの刃物でゆっくり削りますよ。
加工動画
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2011.4.9
今晩は6番のエア抜き加工からしました、ワッキーさん専用の加工なのでオイルリターンブロックが
無くてもエア抜き用フィッティングがミッションを下ろす時にバルクヘッドに干渉しないSPLな穴位置
です、このエア抜きホールはカナリ深く失敗してズレるとヘッドは全損になります、ヘッドを輪切にし
て中を見れば解決しますよ、大変ですが×(^o^;)×
エア抜きホール新設出来ましたよ、ウォータージャケットの一番天辺が一番エアーが溜まるとこです。
次は燃焼室のノッキング対策です、ダミーカムの棒にヘッドを載せます、これが一番精度が出る設置
方法ですよ、今回はさらに精密に加工出来る様にプログラムを改良しました、でも使うのが初めてな
ので失敗したりしてね、でも僕のヘッドじゃないから関係ないし〜実験です○(^o^)○冗談です。
4気筒まで加工出来ました、かなりイイ感じに削れて手直し、いらないぐらいです○(^o^)○
加工1
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加工2
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色々ヘッドにSPLな加工してますが、カムも作用角よりリフトを稼ぐ方向なのでアイドルも
バラバラならないしガイドも割れないで高回転でトラブルも出ないしハイブーストでもノッ
キングが出にくく水温も上がりにくいヘッドなので、これにレスポンスビンビンの34N1タ
ービンでブースト1.5ぐらい掛ければ末永く乗れるハイパワー仕様が出来ると思いますよ
、しかも見た目はノーマル風でね○(^o^)○
2011.4.10
今日は日曜なので早朝から加工の続きしました、燃焼室を6番まで仕上げて、最後にSPL面研しまし
た、最初に0.04ミリ面研しましたが歪んでるので削れないとこがでたので0.06ミリ面研して
フラットにしましたよ、最高の切れ味の刃物で加工したのでピカピカです、ワッキーさんは自分でエ
ンジンを組上げる人なのでポートなどは僕は削ってないです、仕上げは本人がやるので、いちを完成
です、ボランティアなのでお金やお返しは不要ですよ、あとは梱包発送です○(^o^)○
キャップの抜け止め加工もするの忘れてたので後ろ側だけポンチを打っと
きました、古くなると熱膨張した時に外れて一瞬で水が無くなりますよ。
2011.7.13
ワッキーさんが鍛造ピストン組始めたみたいです、詳細はリンクしてね
リンク